歯を失わずにすむように歯周病を治療しましょう
歯周病は歯を支えている顎の骨が溶けてしまうという恐ろしい病気。歯周病予防には、ていねいな歯みがきとケアが役に立ちます。歯周病で歯を失うことのないように、積極的に歯周病予防に取り組みましょう。
こちらでは、100年の歴史ある大分県中津市の歯医者「荒尾歯科医院」が歯周病治療についてご案内します。
歯周病治療の必要性
歯周病は、プラーク(歯垢)の中に潜む歯周病菌によって、歯のまわりの組織が壊されていく恐ろしい病気です。歯ぐきの炎症からはじまって、血が出たり膿が出たりして、最終的には歯を支える骨が溶けて歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病はブラッシングや塗り薬などで、簡単に治すことはできません。また初期の段階では自覚症状もほとんどないので、歯ぐきから出血する状態では、かなり進行している場合も多いのです。歯ぐきの不具合を感じたら、早めに歯科医院にご相談ください。
歯周病とは、お口の中にできた傷のようなものです。病気が進行すると、傷口から細菌が体内に入り込んで、全身にさまざまな悪影響を及ぼすこともあります。「痛みがないから……」などと放置しておかず、徹底的に治療するようにしましょう。
歯周病治療メニュー
スケーリング
歯周病菌は、歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットの中の歯石やプラークに潜んでいます。「スケーリング」は、「スケーラー」という専用の器具を使って、歯石やプラークを取り除く治療法です。
レーザー治療
「単一の波長」からなるレーザー光線を照射することによって治療する方法です。レーザー治療は、出血を抑え、不快感や痛みを比較的他の治療より抑えることが可能です。注意すべきことは、保険外治療であることとすこし治療時間がかかることです。なにか不安な事があればお問い合わせください。
鼻呼吸で歯周病のリスクが減るってほんと!?
いつも鼻づまりしている人、いつも口を開けている人、唇が乾きやすい人、のどが渇きやすい人……。鼻呼吸ではなく、口呼吸をしているのかもしれません。口呼吸とは、口から空気を吸って吐く呼吸のことです。最近では鼻呼吸ではなく、口呼吸する方が増えてきています。
口呼吸を続けると、口の中が乾くことにより唾液が減ってきます。唾液は歯の再石灰化による修復に大変役立つ存在。唾液が不足することによって、むし歯や歯周病にかかるリスクも高まってしまうのです。
また口呼吸によって噛み合わせが悪くなったり、口臭が発生したりすることもあります。口呼吸しているかどうか、自分ではあまり気づかないもの。意識して鼻から呼吸するようにしましょう。
将来、歯を失わないために
「歯周病は30代以降の病気だから、10代の自分には関係ない」と思っていませんか?統計によれば、35歳で80%以上の人が歯周病にかかっています。とはいえ、35歳になって突然発症するわけではありません。じつは10代のうちから少しずつ進行しているのです。
歯周病は歯を支えている顎の骨が溶けてしまうという恐ろしい病気。知らないうちに進行していき、最悪の場合抜歯しなければならないことも。じつは日本では成人の歯を失う原因の第1位が歯周病なのです。しかも歯周病は、さまざまな病気との関連性も指摘されています。
歯周病予防には、ていねいな歯みがきとケアが役に立ちます。歯周病にかかって歯を失ってしまうことのないように、永久歯が生えそろう10代の頃から、積極的に歯周病予防に取り組みましょう。
※予約制ではございませんが、初診で連絡なくご来院いただいた場合は、
混雑状態によってはお断りさせていただく場合がございます。